リスク&リターン
次にリスクリターンについて説明することにしましょう。投資信託におけるリスクとは簡単に言うと基準価額の値動きの振れ幅ということになります。この振れ幅が大きければ大きいほどリターンの幅も広がります。その分当然リスクの幅も広がるということです。
世間一般ではよくハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンという言葉を耳にします。
しかしながらローリスクハイリターンやミドルリスクローリターンって言葉はほとんど馴染みがありません。
あくまでリスクとリターンはトレードオフの関係になっており、リスクがあればあるだけリターンが期待できるということになります。
当たり前ですが、投資家はリターンをコントロールすることはできません。ですから、投資結果をコントロールするのは持ってのほかです。
あくまでも投資家がコントロールできるのはリスクの部分になります。
ではどのようにリスクコントロールすればよいのでしょうか?
そのポイントは大きく三つになりますが、まずひとつ目は「分散投資」になります。投資先を一つに限定せず、いくつかに分けて投資を行うということです。もう一つに投資するタイミングを分散させるというものがあります。
未来のことは誰にも予測できませんので、投資するタイミングを分散することによりリスクを軽減する効果が狙えるということになります。
三つ目ですが、長期的に運用を取り組むということです。長期運用であれば、一時的に含み損抱えたとしても、時間がそれを相殺してくれます。短期的な利益ばかりを狙い過ぎると余裕が無い分、それがリスクにつながりやすいのです。
この3つの点がリスクコントロールにおいては重要と言えるでしょう。